かねてからライフワークとして携わっていた、樺太・サハリンに落とし前をつけさせていただく事を決めました。その落とし前とは、現在サハリン各地に在住する一世約50名を全員撮影し、文章とともにきっちりまとめる。というものです。形としては、出版考えてます。自費じゃなくて。
正直、2013年冬にサハリンへ滞在する前から、今回の撮影が終わったらしばらくはまともに働こうと考 えていましたが(その準備も色々していた。)昨年末 に不思議なご縁でとある尊敬&敬愛する方に出会 い、初めて飲んだときにこう言われました。
『おめぇよぉ、樺太のおばーたちにしっかり落とし 前つけてやれよ!50名全員撮ってこい!』 その言葉をいただいて、全員撮影という発想のかけらも無かった自分は、ズボガーンと衝撃を受けました。まして、その方は自分の価値観を形成した数多くの作品に深く携わっていたので、その衝撃もひとしおでした。
そして、その方はこうも言いました。 『お前が落とし前つけたら、オレも落とし前つけて やるからよぉ。』
しばらくは、本気に考えませんでした。でも、年末年始ぼさーっと過ごしていると、自分の直感がやろうと言い出しました。ということで、今年は落とし前の年と、決めちゃいました。 そんなこんなで、一度決めちゃうと、不思議なことに、いくつかのグループから共同プロジェクトにしようと、提案いただきました。タイミングさえよけ れば、なんと、ちゃんと仕事になりそうです。
今年は自分が写真家として、ひとつのピークです。尊敬&敬愛する方とかっこいい仲間と共同プロジェクトとして、この作品が出来上がったら、“我が二十代に、一片の悔い無し“です。
ということで、最後に星野道夫さんの著書よりふたつ。
“ Life is what happens to you while you are making other plans.“
“大切なことは出発することだった。“
たまにOTOSHIMAE通信 します。自分自身、色々忘れないためにも。素敵な出会いに感謝しつつ、このまま突き進みます。
後藤 悠樹
続き→ https://www.goto-haruki2.com/blog/2014-nian-2-yue-otosimaeno-1
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